アノーイング・オレンジについて。

「アノーイング・オレンジ」は、アメリカ人のデーン・ボーディグハイマーらがYouTubeに発表中の一連の喜劇作品です。2013年現在、日本での公式な放送はないものの、2012年8月6日に放送された世界まる見え!テレビ特捜部でこのアニメが紹介され、一躍有名になりました。日本語で吹き替えをしたものもYouTubeに投稿されていて、日本でもじわじわとその人気を高めています。

内容

それぞれ一話完結の短編作品で、現在まで173のエピソードが公開されています。話の内容は、一般家庭の台所を舞台に、擬人化されたキャラクターである主人公の「オレンジ」が、ほかの擬人化された食材を相手に早口でジョークをまくしたて、相手をイラつかせるというものです。両者のかけあいの末、相手が唐突にナイフで切り刻まれて絶叫する、というオチのことが多いです。その他にも、日本のホラー映画「リング」のパロディー「オニオン・リング」と「呪いのオニオン・リングのビデオテープ」や、マイケル・ジャクソンの「スリラー」のパロディ「チラー」などの番外編的な作品もあります。第一話のアップロードは2009年10月9日で、当初のYouTubeでのチャンネル名は「Daneboe」でしたが視聴回数が1100万回を超えた時点でチャンネル名を「The Annoying Orange」に改題しました。ちなみに「Annoying」とはうるさいとかうざったいという意味で、現代を訳すると「ウザいオレンジ」という意味になります。2012年1月に視聴回数が10億回を突破したときには、記念作品として「Annoying Orange:Comedy Roast!」がアップされました。

登場人物

オレンジ(Orange)

この物語の主人公。とにかく喋ることが好きで、話し相手が居ないと退屈そうにしています。ですが実際に喋りだすと、オレンジが一方的に話す形になる場合がほとんどです。戦闘力が高く、タネを吐いて狙撃したり、唇を震えさせてその振動で物を共振させて破壊したりできます。手はありませんが何故か道具を使うことができます。

洋ナシ(Pear)

オレンジの友人です。初期のエピソードでは、最後のほうにちらっと出て一言喋るだけでしたが、やがて主役級の立ち位置を得ました。

グレープフルーツ(Grapefruit)

初登場のエピソードで包丁に切られて死亡していますが、何故か後に復活しました。オレンジより二回りほど大きいため、よくデブなどと罵られますが、本人曰く「オレはスクワットが得意で筋肉質」なだけなのだそうです。

じじいレモン(Grandpa Lemon)

グレープフルーツと同じく、初登場の際に包丁に切られて死亡しましたが、後に復活しています。よく寝ていることが多く、聴覚や痛覚が鈍いのが特徴です。そのためか、寝ているときに半分に切断されたにも関わらず、そのまま眠り続けていたこともあります。

パッションフルーツ(Passion Fruit)

物語の紅一点。初登場時にオレンジに一目惚れされます。しかし彼女自身はオレンジの口の悪さに辟易しており、グレープフルーツにも言い寄られた経験があるため、「男運がない」などと嘆いています。

禿リンゴ(Midget Apple)

体の小ささがコンプレックスの小さなリンゴです。話によっては魔法等で大きくなることもありますが、いずれの場合も魔法を使っているキャラが死んだときなどに元の大きさに戻ってしまいます。アサルトライフルの使い手で、たまに使用する姿を見ることが出来ます。

マシュマロ(Marshmallow)

ユニコーンを母親だと思いこんでいる謎の人物です。子どもっぽい性格をしていて、よく「I love unicorns!」と言います。実はヤンデレで、怒らせたり泣かせたりすると大惨事を引き起こします。

リンゴ(Apple)

第一話でオレンジに散々イライラさせられたあげく、包丁に切られてしまいます。2012年にオレンジ一向がブリトーとタイムマシンで2009年に戻ったときに、オレンジと洋ナシの会話から自分が切られることを予測して、包丁を回避して歴史が変わり、2012年に戻ったら彼がリンゴだけの帝国を築いていたということがありました。ただしその後オレンジたちが歴史を修正したため、結局歴史は代わりませんでした。

包丁(Knife)

主にキャラクターの死亡シーンに登場します。映ることはほとんどありませんが片面に顔が付いており、オレンジたちと会話することもあります。砥石が怖いようです。

ズーム(Zoom)

架空の炭酸飲料です。飲むとその人のテンションが異常なほど高くなるのが特徴です。

オレンジのウザさがシュール

アノーイング・オレンジは、本物のオレンジに人間の顔を合成したアニメーションなのですが、主人公のオレンジがそのタイトル通りとってもウザいです。たった2分程度の動画なのですが、もういいよ!ってなるくらい喋り倒します。オレンジの声は製作者のデーン・ボーディグハイマーが担当しているようで、よくこんなにもウザいキャラクターを生み出せたなと関心してしまいます。子ども達にも人気とのことですが、野菜や果物がナイフで切られて絶叫するシーンは中々グロテスクです。私は料理をするときなどに思い出してしまい、ごめんね・・・という気持ちで野菜を切る羽目になっています。私のオススメは第5話で、ただでさえうるさくて厄介なオレンジが二人になり、さらにうるささを増すという内容です。日本語訳のものも探せばあると思うので、ぜひ一度ご覧になってみてください。