武内直子について。

武内直子は「美少女戦士セーラームーン」シリーズで知られる漫画家です。講談社の漫画雑誌「なかよし」を中心に活躍していました。夫は同じく漫画家の冨樫義博で、義弟も漫画家です。

プロフィール

1967年3月15日生まれ。山梨県甲府市出身。山梨県立甲府第一高等学校、共立薬科大学薬学部(現在の慶應義塾大学薬学部)卒。平成元年に薬剤師免許を取得し、大学卒業後は半年間、慶應義塾大学病院中央検査部に勤務していました。漫画やイラストを描き始めたのは高校時代で、当時同級生と共に製作した学園祭のポスターは、高校生の作品とは思えない程クオリティが高く、好評を得たそうです。大学在学中に描いた「LOVE CALL」が1986年に第2回なかよし新人まんが賞に入選し、漫画家デビューを果たします。その後「コードネームはセーラーV」で一躍有名になり、「美少女戦士セーラームーン」シリーズが大ヒットを収めました。同作品は第17回講談社漫画賞を受賞しています。また、この作品はアニメ化、テレビドラマ化、ミュージカル化もされ、なかよし世代の女児はもちろんのこと、幅広い世代の女性や男性からも支持を受け、社会現象とまでなりました。1999年には同じく漫画家の冨樫義博と結婚します。結婚式の司会には声優の三石琴乃(「美少女戦士セーラームーン」の月野うさぎ役)と、佐々木望(「幽☆遊☆白書」の浦飯幽助役)が務めました。冨樫との交際のきっかけは、同じく漫画家の萩原一至の紹介だったそうです。武内の実家は宝石店を営んでおり、非常に裕福だったため、「セーラームーン」連載開始当初にはすでにポルシェを愛車にしていました。また、実家が宝石店のため、鉱物マニアとしても知られていて、作中のキャラクターにもしばしば鉱物の名前が使われています。漫画、アニメ、特撮が大好きで、自身の作品には「宇宙戦艦ヤマト」「戦場まんがシリーズ」「宇宙海賊キャプテンハーロック」や、松本零士に強く影響を受けたのだそうです。漫画家業を一時休業した際には、夫・冨樫義博のアシスタントを行っていました。結婚生活や出産、さらには子育ての様子は集英社の漫画雑誌「ヤングユー」に掲載されたエッセイ漫画に詳しく描かれていて、このエッセイには講談社での「PQエンジェルス」が突然終了したいきさつや原稿紛失事件なども描かれており、発売当時は大きな話題と波紋を呼びました。

作品

読みきり・短編

  • プリズムタイム(全2巻)
  • ミス・レイン(短編集)

連載

  • チョコレート・クリスマス(全1巻、自身初の単行本)
  • ま・り・あ(全1巻)
  • Theチェリー・プロジェクト(全3巻)
  • コードネームはセーラーV(旧版全3巻、新装版全2巻)
  • 美少女戦士セーラームーン(旧版全18巻、新装版全12巻)
  • PQエンジェル
  • ラブ・ウィッチ
  • とき☆めか!

挿絵

  • ま・り・あ(原作・イラスト:武内直子、文:小泉まりえ)
  • マーメイド・ぱにっく(イラスト:武内直子、原作・文:小泉まりえ)
  • あたしのわがままを聞いて・・・(イラスト:武内直子、原作・文:小泉まりえ)
  • 絶対、彼を奪ってみせる!(イラスト:武内直子、原作・文:小泉まりえ)

画集・資料集

  • 美少女戦士セーラームーン設定資料集
  • 美少女戦士セーラームーン 原画集

絵本

  • おおぼーぬーとちぃぼーぬー(絵:冨樫義博、文:武内直子)

作詞

  • プリンセス・ムーン(作曲:さとうかずお)
  • タキシード・ナイト(作曲:山下恭文)
  • ルナ!(作曲:さとうかずお)
  • 合いコトバはムーン・プリズム・パワー・メイクアップ!(作曲:さとうかずお)
  • 幻の銀水晶~シルバークリスタル(作曲:橋爪麻希子・さとうかずお)
  • タキシード・ミラージュ(作曲:小坂明子)
  • “らしく”いきましょ(作曲:水野雅夫)
  • セーラースターソング(作曲:荒木将器)
  • 流れ星へ(作曲:鈴木キサブロー)
  • とどかぬ想い(作曲:有澤孝紀)
  • キラリ☆セーラードリーム!(作曲:羽場仁志)
  • オーバーレインボーツアー(作曲:高見優)
  • 肩越しに金星(作曲:小幡英之)

セーラームーンの生みの親

セーラームーン世代ど真ん中の私としては、原作者の武内直子に一度会ってみたいというミシェル・ファンの気持ちが痛いほど分かります。セーラームーンシリーズがアニメ化された当初は幼稚園に通っていました。周りの女の子たちはみんな挙ってセーラームーンごっこをして遊び、お弁当箱や靴や下着までセーラームーンのプリントがされているものを使っていました。私の親はそういったキャラクター物を絶対に買ってくれない人だったのでみんなが持っているグッズが羨ましくて仕方がなかったという思い出があります。セーラームーングッズで唯一買って貰えた(叔母がクリスマスに買ってくれました)変身グッズは今でも私の部屋の押入れに大切に保管されています。セーラームーンシリーズがR、S、SSと進むに連れて変身グッズも進化していき、そのたびに新しいものを買ってもらっている友達が羨ましかったです。このようにセーラームーンは私にとっては苦い思い出ですが、それでもやはりストーリーが面白くて夢中で見ていたこと、タキシード仮面に憧れたことを思い出します。同世代の女の子とカラオケにいくと今でも「ムーンライト伝説」を歌いますし、すごく盛り上がります。それぐらい私達の世代にとっては大事なアニメだったということです。今見ても色あせないこのストーリーを生み出した武内先生に拍手を送りたいです。